くわずいもの花

   クワズイモ観察記その@

    ここはクワズイモの世話を始めた年の出来事を書き綴っております。
クワズイモの栽培記録観察記その@観察記そのA観察記そのBクワズイモって何?道具紹介
    

2004年2月   馴れ初めは?

 このイモ達が我が家へやってきたのは、2月の寒い夜でした。知人からお祝い(本当はかなりおねだりをして)にいただきました。
その時は、1鉢に3株同居していて、大きさは、大、中、小といった感じで高さは茎の部分が60pぐらいで葉っぱは全部で3枚しかありませんでした。しかも、一番小さい株は葉っぱが無く、茶色い茎の上に緑色の茎?がついていました。今考えると寒くて弱っていたんでしょう。
でも、実は館主はそれまでクワズイモがどんなものなのかよく知らず、第一印象は、「里芋?」って感じで、観賞用で食べられないから「クワズイモ」かと納得しました。
ついに我が家へやってきた念願のクワズイモ(念願といっても、妻がモーレツに欲しがっていただけ)。館主の記憶が正しければ、我が家の一員になってから1週間ぐらいは妻が面倒を見ていたが、その後はサボり気味になっていった。ある日妻に「何で世話せんの?」と聞いたら「だって私が世話すると、根腐りするもん!」と正直な答えが返ってきました。そうです!確かに彼女が植物を世話をすると皆ダメになってしまいます。
そこで館主にバトンタッチ、第一印象で「里芋?」と思っていたので、「イモなら生命力強いし大丈夫?」と送り主(元の所有者)に基本的な世話の仕方を聞き、この喰えないヤツとお付き合いをはじめました。
    

2004年3月   交際をはじめてから

 館主が世話をし始めたのは3月になろうかという時期で、気候は日中は少しづつ暖かくなりだし、日照時間も段々長くなっていく頃でした。館主は教えられたとおり、土の表面が乾いたら水をたっぷりあげました(このころは2〜3日に1回ぐらいのペースだったと思う)。
我が家に来てから1月ぐらいはあまり元気が無く(寒かったからでしょう)、新しい葉っぱも出ませんでした。それからしばらくすると葉っぱから水が出るようになり、新しい葉っぱも出てきました。はじめは葉っぱから水がでるのが不思議で元の所有者にそのことを聞くと、「葉っぱから水がでるのは元気の証拠」とお褒めの言葉をいただきました。また、茎から新しい葉っぱが出てきた時はかなり感動しました。それからは新しい葉っぱが出てくるのが楽しみで、水もたっぷりやり、天気のいい日はベランダに出して光合成をさせてあげました。
    

2004年5月6月7月   グングン育つ

 水やりは毎日の日課になりました。
梅雨時期には栄養剤をあげたほうがいいよと聞いたので、早速近所のホームセンターに行き、10本で198円(ホームセンターのPBしかも特売)を買い投与?注入?しました。
この年は梅雨明けが早かったので、昼も夜もベランダに出しっぱなしの日々でした。栄養剤の効果もあり、新しい葉っぱがどんどんでてきて絶好調!
2004年8月   痛恨の根腐り  

痛恨の根腐り 事件発生!3株のうちの1株の茎がブヨブヨになり押すと水がでてきます、「う〜、しまった!水のやりすぎだー」そうです、根腐りです。残念!(妻に冷たい目で見られました)この頃は本当にクワズイモに関する知識がなく(インターネットや書籍で調べるとか、園芸店で聞くとか全くしていなかった)一人で悩んだ末に「イモだから生命力強そうだし切っても大丈夫かな?」「切るしかないな」と思い、茎の腐っているところの少し上で切り落としました。でも後から調べてみると、この切り落とす方法もまんざら間違っていないとわかりました。クワズイモは挿し木ができるんです。この時点で、2株と1株の鉢になりました。

2004年9月   白い点々  

白い点々がでてきた、一体なに? 挿し木した株も無事落ち着いた様子で小振りではではあるが、青々とした葉っぱが出るようになった。残暑厳しく、ずっとベランダに出しっぱなしの日々。しかしこの頃から葉っぱに白い点々のようなものが現れはじめた。

2004年10月   アドバイス

 元の所有者に白い点々は拭き取るようアドバイスを受け、キッチンペーパーをぬらし、少し擦るように拭き取りました。朝晩は冷え込むようになってきたので、天気のいい日の日中だけ外に出すようにし、夜は室内に入れた。葉っぱの出てくるペースが遅くなってきた。
2004年11月   また根腐り  

ピンクの部分は腐っているもよう また事件発生!また根腐りです。2株になり順調に成長していたのに、ここのところ新しい葉っぱが出てくる間隔が長くなって、葉っぱも小さいなぁ?と思っていたところでした。症状は前回と同じで茎がブヨブヨになり押すと水がでてきます。原因を考えましたが、やはり水のやりすぎだったのでしょう。気温が下がってきたにもかかわらず、2日に1回ぐらいのペースであげてましたからね。秋から冬にかけての水やりは5〜7日に1回でいいようです。溜め息の中仕方なくオペ。この時点で、1株1鉢になりました。しかし今回は術後10日経過しても葉っぱは黄色くなるばかりで元気がありません。このままではいけないと思い、鉢から抜いて切り口を見てSHOCK茎の中心のほうにピンクの斑点があり根腐りがしっかりと切れていません。しかたがないので、葉っぱの下2cmぐらいにところまでギリギリに切って挿しました。それと葉っぱの白い点々は害虫の可能性があるのでオルトランを買ってきて撒きました。
それと、温度差があるとよくないとのことで、朝方の冷え込みに備え、窓際ではなくへやの中央へ置くようにした。

    

2004年12月   元気が無い

 さし木失敗?根が張らなかったようだ、ご臨終です。残念! 葉っぱを1枚落としてみた。 元気が無いので抜いてみた、中にポッカリ穴が開いていた。
−12/6−先月さし木した株の調子が悪い(写真左)。やはり寒い時期には無理なのか?図書館に行って観葉植物の育て方の本を借りてきて、さし木したときの水やりを勉強(土が適度に湿っていること書いてあった)したのに無念!
一方、白い点々は、先月オルトランをまいた効果が現れ徐々に消えていった。
元気な鉢の水やりは土の表面が乾いてから3〜4日してあげています。それと、ぬらしたキッチンペーパーで葉っぱを拭いて汚れを取っています。
−12/10−一緒にさし木をしたもう1株(写真中)の方もあまり元気がないようなので思い切って抜いてみたら茎の中が腐っていて(写真右)ポッカリ穴が開いたようになっていた。とりあえず、ブヨブヨになった物質を棒でかき出してまた土に挿してみた。半分あきらめかけてはいるが、どうなることやら?
観察記そのAへつづく・・・